1: 名無しのがるび 2020/06/24(水) 09:20:19
奴隷制と植民地支配を断罪し始めた反黒人差別運動 現在の価値観で歴史を裁くのは正しいことか
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200620-00184273/
■英中央銀行まで謝罪した
[ロンドン発]アメリカで相次いだ白人警察官による黒人暴行死事件を発端に世界中に広がった抗議運動「Black Lives Matter(黒人の命が大切なのだ)」が、奴隷貿易と植民地支配で巨万の富を築いた“大英帝国”の歴史を糾弾し始めました。
奴隷貿易に関わった英王室や植民地の奴隷制を復活しようとしたフランスの英雄ナポレオンの過去が裁かれないか、他人事ながら心配です。
アメリカにおける白人至上主義の台頭や黒人への警察の対応は常軌を逸しています。そうしたことには断固として反対するものの、「Black Lives Matter」の行方が筆者には気掛かりです。
英中央銀行・イングランド銀行は18~19世紀にかけ総裁や理事27人が奴隷を所有していたか、奴隷貿易に関わっていたことを「謝罪」し、全ての肖像画や像を取り外すと約束しました。
しかし謝れば許してくれるほど世間は甘くはありません。「謝罪」は常に「補償」を伴います。イングランド銀行は何らかの法的補償をするつもりで謝ったのでしょうか。
イギリスでは1833年に奴隷制が廃止された時、奴隷所有者の経済的な損失を補償するため、永久債を発行して財源を確保しました。償却が終わったのは2015年のことです。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのイギリス奴隷所有者データベースには奴隷制廃止に伴って総額2000万ポンド(現在の貨幣価値だと170億ポンド=約2兆2400億円)の補償を申請した4万700018世紀以降、奴隷制に関わった1万3000人の身元が記録されています。
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