1: 2019/12/26(Thu) 09:33:58
https://www.oricon.co.jp/news/2151957/full/
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の漫画『鬼滅の刃』(作者:吾峠呼世晴)。4日発売の新刊18巻にて累計発行部数が2500万部(電子版含む)を突破し、2019年に「Yahoo!」での検索数が前年に比べ最も上昇した人物・作品・製品などを表彰するアワード『Yahoo!検索大賞2019』では、テレビアニメ『鬼滅の刃』がカルチャーカテゴリー・アニメ部門を受賞するなど、名実ともに今年の顔となった作品だ。オリコンの集計データから今年の“鬼滅ブーム”について振り返りたい。
2016年2月より『週刊少年ジャンプ』で連載中の同作は、大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台。炭売りの少年・炭治郎は、人喰い鬼に家族を惨殺されたことで人生が一変し、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために旅をするストーリーだ。今年4月から9月までテレビアニメが放送され、来年には続編となる劇場版の公開、舞台公演も控えている。
集英社によると、18年6月にテレビアニメ化されることが発表された際の累計発行部数は11巻までで250万部を超えるほどだったが、アニメ放送の影響で大きく人気に火が付き、テレビアニメ放送終了後の9月29日時点のシリーズ累計発行部数(16巻まで)は全世界1200万部、さらに4日発売の新刊18巻で2500万部を突破するなど2ヶ月弱で2倍以上に跳ね上がる驚異的なペースで売り伸ばしている。
アニメ化を経てコミックスの部数が伸びることは不思議なことではないが、放送終了後からの短期間で2倍以上になるケースは異例中の異例。新刊18巻の初版発行部数はヒットの指標でもある100万部でのスタート、これは2013年の『黒子のバスケ』『暗殺教室』以来の快挙となった。
一方、実売数の伸び方もオリコンの集計結果から確認しておきたい。
まず、シリーズ全巻の累計推定売上部数をアニメ放送前(4/8付、全14巻)とアニメ放送を経た現在(12/23付、全18巻)で比較する。放送前には累計315.3万部程度だったが、約8ヶ月が過ぎた現在は2040.3万部まで伸ばし、売上規模が実に6.5倍も拡大した。既刊18巻すべての売上が100万部を突破しており、いかに原作とアニメの相乗効果で短期間に売り伸ばしてきたかがうかがえる。
さらに同じ期間で第1巻だけの売れ行きを見てみる。アニメ放送前(4/8付)の26.2万部に対し、最新の累計(12/23付)では123.9万部で約97.7万部の増加。断定はできないが、アニメを経て新たに獲得した読者の規模感として参考になるだろう。
また、『オリコン年間コミックランキング 2019』の「作品別」集計結果(2018年11月19日~2019年11月17日)では、期間内売上1205.8万部を記録し、シリーズ初トップ10入りにして初の1位を獲得。作品別の月間コミックランキングでは、4月に初トップ10入りとなる5位にランクインして以降、毎月上位をキープし続け、8月には初の1位となり、10月まで3ヶ月連続で1位を獲得しており、疑いようもなく今年最大のブレイク作品だった。
最後にアニメのBlu-ray DiscとDVDの売上も確認しておきたい。7月31日発売『鬼滅の刃1(完全生産限定版)』の売上は12/23付の記録で2万2773枚(BD・DVD合算)。ここ数年、配信・ストリーミングの普及や作品数の増加などで、1万枚の大台を突破することがより困難な現状にあって、こちらもヒット作と呼ぶに十分な水準を売り上げた。
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